蒲原宿の手前の民家の脇にあるお稲荷さんに一里塚碑が建っている。
「一里塚さんはありがたい神さんで、病気がすぐ治る。よそからも来て物をあげる。わたしが子供の頃、北側にあったお堂に一里ずつ歩いてきた男の人が倒れて歩けなくなって住みつき、ここで一生を終わった。大きな松の木もあった。いまは山組で新しくお堂を道の南側に造って祭っている。脚気の神様で、年寄りの病気にはよく効くので、毎朝ビンなどで水をあげて、夕方持ってかえって飲む人が多い」 (昭和57年当時、隣家のおばあさんの話 「東海道の一里塚」明文出版社刊より)